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 「孫子」学習法の研究: どうすれば「孫子」を使えるようになるのか?
「孫 子 の 兵 法」と 戦 っ た 日 々
~ある経営コンサルタントの実践記録~
「孫子」に10年かけるか、40日でマスターするか。決めるのはあなた自身。

 第一回「孫子」との出会い


1998年のクリスマスの頃、私は心に余裕を感じていました。

前年の1月に経営コンサルタントとして独立して以来、
なかなか収益が上がらず、苦しんでいた私でしたが、
12月にはようやく3社目の顧問先を獲得。

それまで赤字だった家計もプラスに転じたからです。

「これで飯が食える・・・」

あとは、どうやってさらに顧問先を増やすか、
現在の顧問先に満足してもらうにはどうすべきか。

そう考える中で、

「自分のコンサルティングのバックボーンとなるような
 確固たるノウハウが欲しい」

という思いが募っていました。

「何か良いノウハウが無いものか?」

と、まだブロードバンドになる前の電話回線でつながった
インターネットの画面を見ていて、ふと目に付いたのが、

「孫子の兵法」

でした。

そもそも私は、
日本の経営コンサルタントが学ぶノウハウが、
P.F.ドラッカーを中心とする西洋のモノであることに
飽き足りない感じをもっていました。

「東洋にもしっかりとした思想があるはず」

そう考えて探していたので、
すでに企業経営への応用、実践が各所で語られていた
「孫子の兵法」にネット上で出会うのは
当然と言えば当然だったのです。

ただ、そのとき本格的に学ぼうと思ったのは、
ネット上の「孫子塾」のS先生に

・ホンモノのにおい

を感じたからでもありました。

「よし、真剣にやってみよう」

そう決意するまでには1ヵ月ほどの時間がかかりましたが、
1999年1月、通信講座に申し込みました。

このとき「孫子の兵法」との格闘が始まったのですが、
まさかこんなに長期間の戦いになろうとは、
当時は夢にも思いませんでした。

せいぜい1~2年程度のつもりだったのです。

 目次 第二回へ続く

 

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